2024/10/22
福利厚生の内容は施設や事業所によって違いますが、介護職特有の福利厚生もありますよ。
例えば、誕生日休暇やリフレッシュ休暇、アニバーサリー休暇など、特定の目的で休暇を取得できる制度。家族にも関係してくるので人気があり、評価も高いようです。また、食事代の一部金額を補助したり、社員食堂を定額で提供したり、ペットボトル飲料や自動販売機の飲み物を無料で提供したり、といった福利厚生も喜ばれているのだとか。介護職は体力が必要なため適度に水分補給しなければ脱水になってしまいますので、少額でも塵も積もれば山となります。無料で飲み物をもらえるのは従業員からするととても魅力的な制度ですよね。
また、高齢者は免疫力が低下していることもあり、感染リスクも高めです。感染症を予防するためには予防接種が必須ですが、費用を気にして接種しない従業員も少なくないため、福利厚生の一種としてインフルエンザの予防接種費用を負担しているところもあります。
福利厚生の一環として社内託児所を設置している施設もあります。男性の割合も増えてきてはいますが、未だ女性の割合が多く、家庭や育児と仕事を両立させながら頑張っている方も少なくありません。そのような方たちにとって子どもの預け先に悩むことがない、というのはかなり魅力的です。人材を確保するためにも託児所の設置は重要な要素となるでしょう。
次に、ちょっとユニークな取り組みを紹介しますね。面白い福利厚生に共通しているのは、従業員や従業員の家族を大切にしていることがよくわかる点です。
介護施設や介護事業所の多くがシフト制で運営されているため、連休を取得するのは難しい状態です。ですが、長期休暇制度を利用して管理職も含めて連休を取得できるようにすることで、年次有給休暇の消化率向上や取得促進につながります。さらに、業務の属人化回避にもなりますよ。
キャリアアップをサポートしている介護施設や介護事業所も少なくありません。一見すると、人材流出につながりそうですが、キャリアを重ねることで定着につながるケースも多く、離職予防に効果があるそうですよ。
支給された給与で生活していますが、限られた金額の中でどのように生活していくのか、プロのファイナンシャルプランナーが家計の見直しや保険についてアドバイスしたり、資産形成の相談に応じたりする取り組みもあります。