2024/10/30
転職で失敗しないためには、まず自分がどのような職場に転職したいのかという「軸」を明確にすることが大切です。そのためには、「なぜ転職するの?」「なぜ今の職場を辞めようと思ったの?」「介護職としてどのように働きたい?」「将来的にどのような職種に就きたい?」など、自問自答してみましょう。なぜ転職したいのか、転職先でなにを実現したいのかを明確にすることで転職先に求める条件がはっきりするため、転職後のミスマッチ防止にもつながります。
もし、希望条件が多ければ優先順位をつけるといいですよ。すべての条件を満たす職場は存在しない、といっても過言ではありません。そのような職場を探してもただ時間がかかってしまうだけ……。スムーズに転職活動を進めるためには、希望条件に優先順位をつけ、条件に一番合っている職場を見つけることがポイントです。
人員体制と勤務体制は必ず確認してください。特に人員体制は普段の働き方に関わってくるのでとても重要なポイントですよ。利用者に対してどれくらいの人数が配置されているのか、夜勤は何人で行うのかを事前に確認しておくと業務量をイメージしやすくなります。
勤務体制については、夜勤・早番・遅番の回数を確認してくださいね。子育て中の方は夜勤の回数に融通がきくか確認しておくと、後々のトラブル防止にもなります。
次に、どの形態の施設で働きたいかを考えていきましょう。デイサービスやデイケアなどの通所介護施設は夜勤がなく、日勤のみの働き方も可能です。仕事とプライベートのバランスが取りやすいでしょう。収入アップを目指すなら夜勤手当が付く入所施設をメインに探すといいですよ。
また、施設の種類によって日々のケアが異なるため、高齢者の在宅復帰を支援したいなら介護老人保健施設が、入居者の一生をケアしたいのであれば終の棲家ともいわれている特別養護老人ホームがおすすめです。
転職の際に一番気になるのが、条件面ですよね。「高収入を得たい」「託児所がある」「休みが取りやすい」など、まずは、自分がどの条件を重視したいかを考え、それに合わせて求人を探しましょう。欲張ると条件に合う求人は見つからないので、妥協できるところは妥協してくださいね。
未経験の方やブランクがある方は教育制度についても確認しておきましょう。「経験や年次に合わせた教育・研修制度を設けている」「外部講習を積極的に受講できる」「資格取得のための制度を設けている」といったように施設によって教育制度が異なります。早く仕事を覚え、スムーズに職場に馴染むためにも譲れないポイントですよ。